本日は知人の芸術家とご一緒させていただき、 狩勝隧道へ行ってきました。
狩勝隧道は根室本線旧線の狩勝信号場〜新内間にあり 全長は954mで明治40年の開通時から昭和41年の新線切替まで 使用されていて、現在は廃線から48年もたっていて 内部は崩落しており、通り抜けはできなくなっています。
そんなトンネル内部は現役時代からトンネル内天井や壁面からの漏水で、 冬季は大きなツララが出来て列車の往来障害になることから 保線員によるツララ除去作業などが有名だった場所でもあります。
現在でも漏水は多く冬になれば大きな氷筍ができるということで それらの形態がかなり芸術性があるということです。
 さてカンジキを履いて狩勝トンネルの落合側(狩勝信号場側)前です。 多いところで2mくらいは積もっているでしょうか。 早速内部へ侵入します。
 入口付近は小さな氷筍だったのですが、 奥へ行くとどんどん大きくなってきました。 ちなみにですが、さすが3月とあってトンネル内部は暖かく この気温で氷筍などあるのか?と思うほどでした。
人間との比較でわかるとおり、さほど大きいものではありません。 でも形がいいです。
 落合側からの最深部(崩落地点)です。 上に大きな岩盤が落ちてきています。その前は水が流れながら凍ったようで 氷の滝のようになっていました。圧巻です
以前より崩落具合がひどくなってきているように思えます。 夏は多少の隙間があり、風が通っていたのですが、 この氷で遮断されたのか洞内は無風でした。
 芸術写真も撮影できたようで、2時間ばかりで撤収です。 国道に戻り、今いた狩勝トンネルの入口を望みます。 上には狩勝峠が見えます。久々に来ましたがきれいです。
 反対側の狩勝信号場の冬の景色です。 バックの山はなかなかきれいで、日本八景の十勝側もいいですが、 これはこれでかなり圧巻だと思います。
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