北海道狩勝峠。 根室本線は昭和41(1966)年に狩勝峠峠越えの新ルート(現在のルート)に変更、 エコトロッコのある新内駅を通る旧線は廃止になりました。 その中で大カーブと呼ばれる180度以上進行方向が変わるカーブが 明治時代に築かれた長い築堤上を通る部分があります。 これが国道38号線の5合目駐車場から見えるのですが、 なにか案内があるわけでもなく隠れたビュースポットになっていました。
つい先日この隠れたビュースポットに説明版が設置されました。
SLが走る当時の貴重なカラー写真とともに説明書きがあります。 駐車場からは砂利の歩道も完成しています。
また国道には「鉄道遺産」と書かれた看板が設置されており、 迷うことは無さそうです。 ※ちなみにここは中央分離帯がありますので、富良野側からは入ることができません。
カメラを望遠にしてみると、遠くに狩勝峠の展望台とその下に 旧線時代の狩勝トンネルの入り口が見えます。 狩勝トンネルは全長954mで国道の狩勝峠直下を抜け、南富良野町へ抜けています。
国道の狩勝峠は眺望もよく晴れた日には遠く阿寒まで見えます。 もちろん新ビュースポットの5合目駐車場も見えますし、 旧線の線路跡も見えますので、是非探してみてください。
下界では牧草の刈り取りが行われていて、 丸めた牧草ロールをビニールシートでグルグル巻きにしているシーンが見られました。
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