本日、以前から話のあった白糠町上茶路にあった トロッコ4台が狩勝にやってきました。 譲渡してくださった白糠町や上茶路の方々、ありがとうございます。 有効に活用させていただきます。
朝8時30分 新得を出発し白糠町役場に到着したのが10時前。 役場庁舎内に入ると目にしたのがSL白糠号のヘッドマークとサボ。

役場の人と打ち合わせを行い、早速現地上茶路へ向かいます。 到着後早速搬出開始です。 盗難にあったためレールが搬出場所までなく、 トロッコを途中から引きずりだすように移動しトラックへ乗せました。

一路、狩勝高原新内駅へ出発。

午後2時30分に新内に到着しいったん引込線へ留置します。

明日以降、状態のいいものから本線での営業運転に備えて整備が始まります。 4号車デビューまで今しばらくお待ちください。
さて、今回トロッコをいただいた上茶路の紹介です。 根室本線 白糠駅を起点に北へ33キロ、北進までのびていた国鉄白糠線の途中駅が上茶路です。 白糠から上茶路までは25.2キロ、開通は東海道新幹線と同じ年の 昭和39(1964)年で、この年は白糠−上茶路間開通。 北進への延長は札幌オリンピック開催年の昭和47(1972)年です。 今回はこの上茶路駅構内にあったトロッコをいただけることになりました。 白糠線の廃止は昭和58年(1983)年10月23日です。
私も廃止後この駅を訪ねて、トロッコでぐるぐる遊んだ経験があります。 現在夏だと駅のホームも草木で隠れて見えませんが、 1990年の夏(もう21年もまえですが)に撮影した写真がありますのでアップしておきます。
 1990年7月の上茶路駅舎
 1990年7月の上茶路駅ホーム
何年か前に駅舎を含む建物類はホームを残し、すべて撤去されております。
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