狩勝トロッコ鉄道のある根室本線(旧線)の新内駅(現在廃駅)の開通は1907(明治40)年と古く、
北海道の東西を分ける狩勝峠(標高644m)の直下を狩勝隧道(延長954m)で越えていました。
この区間の線路は最大勾配25パーミルと最小半径179mの急曲線の難所でもあり、
この難所が生み出した、十勝平野を一望できる車窓風景は日本三大車窓のひとつに数えられています。
廃止(路線切替による廃止)は1966(昭和41)年と他の北海道廃止路線のような
国鉄末期の1987(昭和62)年よりも古く、現役時代の写真や資料はそれほど多くはありません。
かつて狩勝峠からの絶景とあえぎながら登ってくる蒸気機関車の列車を撮影しようと
この新内駅からや狩勝信号場から徒歩で撮影に挑んだ方々とお会いでき、
貴重な写真を見ることができました。
また、当時の保線を担当され、狩勝信号場にお住まいだったた我トロッコの松尾為男氏や
この峠の蒸気機関車に乗務されていた大崎和男氏の協力を得て、
この沿線の鉄道について広く研究することができています。
ご協力いただいた方々に感謝するとともに、ここに研究・調査による報告を兼ねて掲載したいと思います。
狩勝トロッコ鉄道にかかわるスタッフは鉄道ファンですので、
研究は根室本線のみならず、大崎和男氏の乗務経験のある士幌線や
その他十勝官内にその枠を広げていっています。
興味がありましたらじっくりご覧ください
なお、これらのページは研究成果の発表の場ですので最新情報があれば更新されます。
またこの研究にご協力いただける場合は、
こちらから連絡いただけると幸いです。