
沼牛駅舎正面
今回は沼牛駅の現役時代でかつ有人駅だった1970年代の設定で制作しました。
駅舎はペーパー製で建物四隅の柱部分に木の角材を使っています。
実物の駅舎が現存しているので2019年の春に現地にて各種寸法を計測し、
可能な限り1/150正縮尺で設計・制作しました。
朽ち果てそうだった沼牛駅舎をクラウドファンディングにより、
見事に復活させ現存する木造駅舎を大切に保存しています。
HPもありますのでよろしかったらご覧ください。
沼牛駅舎のHPは
こちら

沼牛駅舎のホーム側
とにかく窓が細かくロの字をカッターで切り抜くのが大変で、
二重窓になっていることもあり400箇所以上切り抜いています。

沼牛駅舎 ホーム側窓
設計後ホーム側の職員住居部分の壁から作り始めました。
下見板があり、柱があって分割制作し塗装までしてから組立られるのがよかったです。
木造モルタルだとそうはいかず組立後にパテなどで絶合面を埋めてから塗装となりますので、
マスキングなど手間がかかります。

沼牛駅 職員住居部分玄関
増築に増築を繰り返し複雑になった職員用玄関部分。
現在この玄関風除室部分は無くネット上の写真を参考に制作しました。

沼牛駅舎 駅舎内装
現存している実物は室内がきれいに復活されています。
昨年室内に立ち入ることが出来、また保存会の方に資料w提供していただき、
内部まで作り込むことが出来ました。ほとんどが印刷になりますが。

沼牛駅舎 ホーム側の別角度
駅名標まではなんとか作りました。

沼牛駅舎 ホーム側で駅名標とキハ22も一緒に。

やはり細かく作ったからには電灯類がほしいところです。
いつものように極小LEDで実際に電灯がある部分に取り付けています。
玄関部分の駅銘鈑付近にある電灯は現在のものとは違います。
昔はこのような電灯が点いていました。

沼牛駅舎 駅舎夜景 ホーム側全体像
駅名標や電柱にも電灯を取り付けています。同じく極小LEDにて。

沼牛駅舎 駅舎夜景 駅正面玄関部分拡大
完成した今では扉が付き、待合室部分が丸見えになっていません。
扉を取り付ける前に数枚撮影しておきました。

沼牛駅舎 駅舎夜景 ホーム側拡大
こちらも正面同様、現在は扉が付いて待合室内はよくみえません。

夜の沼牛駅舎とキハ22
最後にホーム側の夜景で列車と一緒に。
制作記を動画にしてみました、2020年6月22日